活動日記

2025/10/28

クマの駆除

秋田県の鈴木健太知事が、クマの駆除に自衛隊の派遣を要請する!との報道を受けて、「自衛隊は便利屋ではない」という思いと、自衛隊を派遣する場合自衛隊法との兼ね合い、そして現在の装備で何が出来るのか?という思いが交差しました

秋田県では、現在田畑だけでなく住宅地へのクマの出没が相次いで、既に1人が死亡、3人が重傷を負っています。

鈴木知事としては、県民の命を守る為にあらゆる手段を尽くしている中での判断なのでしょう。

そして、本来クマの駆除は地元の猟友会や警察の対応で済まされるものですが、陸上自衛隊出身の鈴木知事ですから、自衛隊法その他を承知の上で自衛隊の応援をお願いする決意をしたのだと思います。それほど、切羽詰まった状況なのかもしれません。

そこで、自衛隊がクマの駆除の支援をする場合は、現行法では自衛隊が前面に出て小銃でクマを撃つ事は許されませんので、猟友会や警察犬担当などとチームを組んで、罠の仕掛けや捕獲などの後方支援をする事が良いと思います。

陸上自衛隊OBの私としては、小泉防衛大臣には今日の鈴木知事との面談では“秋田県民の命”を守る為に、自衛隊派遣の要請を受けて国民に役立つ自衛隊の姿を見せて欲しいと心から願っています。

但し、クマの被害は北海道や東北地方全域に広がっていますので、自衛隊法の整備をして、安心して国民が生活できるような体制にして欲しいと思います。

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