活動日記
2025/06/28
フェンタニル

中国の密輸組織が、日本にフェンタニルの拠点を作り、不正輸出をしているという報道に驚いています。もしも日本の若者がこれを使用したら、日本の社会崩壊につながります。
日本では、フェンタニルは「医療用麻薬」として使用され、がん患者の緩和医療に使われています。一般的に、麻薬性鎮痛剤は「モルヒネ」が使われていますが、フェンタニルはそれに比べると80~100倍の効果があり、その分“毒性”も強いために、以前から違法薬物(麻薬)として出回れば深刻な社会混乱が起きると言われています。
また、フェンタニルの代表的な作用には、鎮痛や多幸感、そして錯乱し、やがて鎮静状態に陥り、無気力になることから、別名「ゾンビ麻薬」とも呼ばれています。特に、過剰摂取をした場合、呼吸抑制や昏睡を引き起こして、極少量でも死に至りますので、大変危険な麻薬とも言えます。
米国では、中毒者が増えて大きな社会問題になっています。そこで、トランプ政権はこのフェンタニルの密輸に中国共産党が関わり、原材料を供給しているとし、中国に20%の追加関税を課しました。
ところで、昨年の国会では、この合成麻薬フェンタニルが米国で若者の身体を蝕み、大きな社会問題になっている事。そして、日本はその麻薬を水際で防げるよう、国を挙げて取り組むべき、という事が政府に求められました。しかし、今回日本が密輸の拠点になっているとの報道で、政府は具体的な対策をしてこなかった事が分かります。
石破首相や、松村国家公安委員長などの危機意識の欠如が大きな問題でが、違法薬物から国民を守る為に法整備をすることも国会議員全員の重要な役目です。この問題は、日本の将来に影響する重要な問題だという事を認識して、大至急対策を行って欲しいと思います。
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