活動日記
全て秘書のせい?
元衆議院議員の堀井 学氏は、自民党派閥の裏金問題と選挙区内の有権者の香典を違法配布した公職選挙法違反で「起訴」が決まった昨日に、ようやく“議員辞職”をしました。堀井氏は当初「全て私の責任」と言っていたのにもかかわらず、その後は一転「全て秘書がやった事で、自分は全然把握できていない」と、全てを秘書のせいにする“言い訳”と“責任逃れ”の見苦しさを露呈していました。
堀井氏の収支報告書不記載の“裏金”は、立件できる4年間だけで約1700万円です。しかし、分かっているだけでも2196万円を安倍派から受領していて、それを秘書が独断で収支報告書に記載しないで“裏金”として使っていたなどという事は絶対にあり得ません。私は県議時代、毎年収支報告書は事務方から内容を全て確認して押印してから県の選管に提出していました。無派閥(無所属)の為、パーティーはありませんでしたので、当然キックバックもゼロです。収支の額は少ないですが、領収書を全て添付して提出していました。全ては、議員本人の責任です。国会議員も同じです。
ところで、堀井学氏と言えば、元五輪で活躍したスピードスケート選手で1000m元世界記録保持者です。選手時代は、本人の努力はもちろんですが、多くの人達に支えられ“世界記録”を出せたはずです。スポーツマンシップ。つまり、全力を尽くすこと、公明正大であること、一個人としての正しい行いなどですが、選手時代には“皆さんに対する感謝の気持ちはあったはずです。それが、国会議員になると、その精神はどこに置いてきてしまったのでしょうか?スケート界の人達は、堀井氏に対し大きな期待を寄せていたと思います。しかし、最後は法律違反を犯し、それも秘書のせいにして議員を辞職しないといけない結果とは、あまりにも情けない話です。
それにしても、自民党は裏金問題をしっかりと解明して、詳細を国民に報告する義務があります。併せて、埼玉13区地元の三ツ林ひろみ衆議院議員も、裏金2954万円の使途などについて説明する責任があり、この問題から逃げてはいけません。有権者は決して忘れません。