活動日記

2024/11/22

兵庫県知事選挙での選挙妨害

兵庫県知事選挙は、現職の斎藤元彦氏が新人稲村和美氏に逆転勝利しました。その稲村氏が選挙期間中にSNSが2回も凍結された問題で、稲村氏が「不当な選挙妨害」として刑事告訴するとの事。選挙戦での激しい誹謗中傷も含めて警察には捜査をして、公選法違反者は逮捕して欲しいと思います。

稲村氏陣営によると、「稲村氏はSNSで禁止行為をした」とい“噓の通報”が多数あったために、SNSが凍結されて使用できなくなったと主張しています。公職選挙法では「候補者のウェブサイトの改ざん等、選挙に関し、文書図画を毀棄(きき)し、その他不正の方法をもって選挙の自由を妨害した者は、4年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する」(選挙の自由妨害罪)とされています。

私は、昨年の県議会議員選挙で選挙戦前と期間中に「岡しげお県議が、傷害罪の共犯者として県警に5月X日に逮捕!」という“嘘のチラシとデマ”が行われました。多くの有権者がそのチラシを信じて、選挙戦に大きく影響しました。現在、「名誉棄損罪と公職選挙法違反」の罪で相手不詳のまま刑事告訴しています。

刑法で「名誉棄損罪」は、公然と事実を摘示(てきし)し、人の名誉を毀損した者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処することとされています。

チラシに限らずSNSでの誹謗中傷が多く、自死をする人も出ています。今後は、AIによる偽の写真など使った誹謗中傷も多くなると予想されます。

この機会に、政府には選挙運動だけでなく普段の生活に浸透しているSNSの使用に、しっかりとした規制や罰則規定も作り「ネットでの倫理」、を構築する必要があります。そして、子供たちにも、ネットリテラシー教育をしっかり行い、SNSの正しい使用を教える事が大事です。

*毀棄(きき): 物を壊したり捨てたりして、役に立たないようにすること。

  • Facebookページへ
  • Twitterへ