活動日記

2025/10/30

北朝鮮ミサイル発射

北朝鮮が29日に「昨日朝鮮半島西側の海上で巡航ミサイルの発射実験を行った」と伝えました。トランプ大統領が、29日に韓国を訪問しAPEC(アジア太平洋経済協力会議)フォーラムに出席する日に合わせて発表しました。今回も北朝鮮の米国と韓国に対する“北朝鮮の存在は大きいぞ!という意思表示”だと思われます。

特に、北朝鮮が巡航ミサイルで米国本土や韓国の米軍基地を核攻撃できる能力を持っていると言う意思表示、そして北朝鮮を無視するな!という警告だと思います。

ところで、時々北朝鮮のミサイルが日本海に向けて発射されたり、日本の上空を超えて太平洋上に着弾したりしていますが、日本にとっては大きな脅威です。それに備えるには、日本と韓国そして米国の3ヶ国が連携して、北朝鮮と向き合っていかなければなりません。

その意味からも、今回のトランプ大統領の日本そして韓国訪問はとても重要な意味を持ちます。一方で、北朝鮮にとっては3ヶ国の連携は迷惑な事なので、ミサイルを発射して威嚇したのです。

さて、朝鮮戦争は1950年に突然北朝鮮が韓国に侵攻し、1953年の休戦まで3年間も戦闘が続きました。そして、現在でも“38度線は休戦状態”であり戦闘がいつ起きても不思議ではない事を知っておくべきです。また、北朝鮮は韓国を占領して、北朝鮮の統一国家をつくる事を目標にしていますので、北朝鮮のミサイルによる韓国への威嚇は続きます。

そして、日本と北朝鮮の関係です。両国は正式な外交関係は確立されていません。更に、日本人拉致問題や北核開発問題について話し合うために両国政府の間で外交交渉が行われようとしていますが、進んでいないのが実態で 日朝関係は緊張していて、北朝鮮は日本に対し敵意を持ち、両国は緊張関係にあるという事を、我々は知っておく事が大切です。

トランプ大統領は、本日中国習近平国家主席との会談を行いますが、関税問題を始め北朝鮮に支援を行っている中国に対して、どのような要望や交渉を行うのか大変関心があります。

そして、今後トランプ大統領と北朝鮮金正恩氏との会談が実現し、ミサイル発射問題や日本人の拉致問題などが話され、解決に向かって進むことを事を願っています。

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