活動日記

2024/09/19

図上訓練

埼玉県の令和6年度第2回埼玉版FEMAの図上訓練が、県の危機管理防災センターで開催されました。私は、オブザーバーとして参加

今回のテーマは、「風水害時における医療・福祉に関する避難支援(避難所での健康管理、生活再建」で、大変重要な中身の濃い訓練でした。というのも、災害時の避難所の開設や運営などが先進国の中では遅れているからです。先般、台湾で地震が起きた際には、僅か4時間で避難所が開設され、避難している人たちも安心して避難生活を送っている状況が報道され、日本の不自由な生活を強いられる避難所との違いを見せつけられました。

今回の訓練では、台風で河川が決壊し浸水により多くの家屋が被害を受けて、避難が長期化した場合を想定した訓練です。埼玉県の看護協会、助産婦師会、社会福協議会そして県の医療人材課等などが参加し、避難民の健康面だけでなく、心のケアも含めた対応が行える内容でした。特に、看護協会や助産師の皆さんの対応は、かなり現実的なシナリオで、たいへん勉強になりました。

中でも、避難をしている人に、出産予定日の近い妊婦、出産したばかりの産婦・新生児、透析患者など様々な健康状態の人達をどのようにケアするのか?という設問は具体的でした。今後は、避難所での簡易トイレやマンホールトイレをいかに早く設置するかが残された課題の一つです。

埼玉県の大野知事は「埼玉版FEMA」を重要政策に一つに掲げ、予想される大災害時でも県民の生命と財産を如何に守るかをテーマに訓練を重ねています。このように、普段から関係機関が地道に訓練を重ねて、お互いが共通の認識をもって良好な関係を築いていることが“有事”に役立ちます。私も、これまでの経験や知識を生かして訓練に参加しながらアドバイスをし、より良い埼玉版FEMAが出来るよう努力していきたいと思います。

*埼玉版FEMA : 米国ではFEMA(連邦緊急事態管理庁)が、政府機関として実動部隊が中心となり災害時に対応しています。一方、埼玉版FEMAは、実動部隊を持たない為に、普段から関係機関同士の連携を関係を強固にするために図上訓練などを重ねて行く手法です。

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