活動日記
尖閣諸島

中国海警局のヘリコプター1機が日本の固有領土である尖閣諸島の領空に侵入した問題。日本政府が中国に抗議したところ、逆に中国政府が日本大使館の幹部を呼び出し、「日本側が先に中国の領空に侵入した」などと逆に抗議されたとの報道に、中国が日本をどこまで馬鹿にするのか?という思いです。
中国は、尖閣諸島周辺での中国警備艇による領海侵犯を繰り返していますが、航空機による領空侵犯は、これで3回目になります。
中国側は、尖閣諸島を“釣魚島”と呼び中国領土と主張し、中国海警局の船を毎日のように尖閣省島周辺を航海しています。これに対し、海上保安庁の巡視艇が領海・領空侵犯を警戒しています。
最近中国は、「サラミスライス作戦」と言って、少しづつ既成事実を重ねてサラミを薄く切るように活動レベルを引き上げ、圧力を強める作戦を展開しています。今回もその一環です。これまで、中国は尖閣諸島周辺での領海・領空侵犯を繰り返していますが、次は上陸して領土侵犯・占領という段階に入る恐れがあります。
一度領土を占領されたら、それを奪還するのは、平和的外交手段では困難な事は北方領土がロシアに占領された例、更には“竹島”が韓国に占領された例、そして、現在のウクライナがロシアに侵攻されている実態を見れば明らかです。日本政府として中国政府に改めて厳重に抗議をするとともに、国際社会に中国の不法行為を訴えるべきです。
また、現状では日本政府が日本人の尖閣諸島への上陸を許可していない事も問題です。先ずは、日本の防衛大臣を始めとした国会議員が上陸して、尖閣諸島が日本固有の領土である事を内外に示すべきです。次に、尖閣諸島の一部に海上保安庁や自衛隊を早急に駐留すべきです。
また、石破首相の日本の領土を守る為の強い決意を示して欲しいものです。
*尖閣諸島:日本固有の領土であることは歴史的にも国際法上も明らかで、過去には日本人が住んで漁を営んでいました。それで現在も我が国がこれを支配しています。 中国は、尖閣諸島周辺での石油埋蔵の可能性が指摘された後の1970年代以降になってから、尖閣諸島は古くから中国の領土であると主張を始めました。