活動日記

2026/08/26

警察官不足

警視庁の警察官が、今年は3,061人もの欠員が生じているという報道に驚いています。

警視庁の警察官の定員は43,619人です。その他警察官の警察活動を支える行政職員(事務・技術職:予算や給与の管理等)が約3,100人勤務しています。その中で、首都・東京の事件捜査や警備を担う第一線の警察官が定員の約7%も不足している事は大きな問題です。

特に、現場では110番の対応時間が延びるなど、治安上の影響が出始めているとの事で「警察官不足」は深刻です。

その原因は、①人材が待遇の良い大企業へ流れ、応募者が減少している ②中堅警察官の離職が多い などを上げています。

確かに、24時間365日勤務体制の現場警察官は、精神的なストレスが非常に大きい事、そして階級社会での厳しい上下関係がありますので、現代の若者の中には避けられてしまう職場なのかも知れません。

ところで、自衛隊でも警察官と同じく採用に苦労しています。私は、現職自衛官の時は新隊員の皆さんには、「自衛隊は人を助ける素晴らしい職場」、「自衛隊では責任感や使命感を養う事ができる」等などを説明して、自衛官という素晴らしい職業に誇りを持って貰いたいという話をしていました。しかし、現在では若者の価値観も変化してしているので、そのような言葉だけでは通じないのだと思います。

警察も、採用ポスターなどを見ると「警察官は人に役立つ素晴らしい職業だ!」という広報活動をしたり、上司が部下の皆さんに「使命感や責任感」などの話をして、勤務意欲を鼓舞して離職者などをなくす努力をしています。

しかし、最近の若者には「給与が高い」「休みもしっかり取れる」などという事が重要で、私達の年代と価値観も少し違っている事も確かです。この新規採用に苦労しているのは警察ばかりでなく自衛隊、消防でも同じ状況です。

特に、この3つの職場は、国民が安全で安心して生活する為に無くてはならない職場で、『人(人数・人材)』が基本で任務が遂行できる職場でもあります。

特に、警察官の採用は地方自治体に任せるだけでなく、処遇改善などに国を挙げて取り組まなければならない深刻な課題だと考えます。

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