活動日記
2025/02/03
通勤手当に課税?

ある週刊誌の「通勤手当の課税とは?日本は江戸時代の“五公五民”のように重税国家になった」という記事を見て驚きました。この通勤手当に課税は、先日ブログで書いた国民が気付かないうちに増税する「ステルス増税」の中の一つです。
現在、企業が支給する通勤手当は 「月15万円まで非課税」 とされています。しかし、現在政府はこの非課税枠の廃止と、給与と同様に通勤手当を課税対象とする案を検討しています。
ところが、現在も“通勤手当”には課税されているのです。それは、 標準報酬月額に応じて社会保険料が決定されていますが、その標準報酬月額は通勤手当も含めた総支給額で算定されているのです。 例えば、基本給が変わらずとも通勤手当が上がり、もし標準報酬月額の等級が上がってしまうと、社会保険料だけが高くなり手取りが減ります。
更に、転勤によって自宅から職場が遠くなり、必然的に通勤手当が高くなった場合、通勤時間が長くなることに加えて手取りが減るという状態になります。“通勤手当”を所得としてさらに課税しようとする事は、二重の課税でやってはいけません。
通勤手当が非課税とされている理由は、通勤にかかる費用が「働くために必要な経費」だからです。これ以上働く人たちの税負担を減らす為にも、“通勤手当”に課税するという石破政権の政策には反対していきましょう!
五公五民:江戸時代の年貢率の一つ全収穫量の5割を領主が年貢として取り、5割を農民が取得する“重税”を言います。
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年