活動日記
都知事選挙が異常!

昨日東京都知事選挙が告示され、7月7日(日)が投開票です。今回の都知事選挙は、“異常”な事が多くデモクラシー・民主主義の危機を感じます。
先ず、立候補者が56人という異常な多さです。これまで都知事選挙では立候補者数の最多は24人ですから、2倍以上の多さです。そして、1つの政党「NHKから国民を守る党」から24人も立候補した事も異常です。その政党の候補者の中には女性の全裸の写真のポスターもあり警視庁から警告を受けています。更に、N党代表の立花孝志氏は「東京都知事選挙に24名を立候補させます!ポスター掲示場を1箇所【24枚】25,000円~の寄付で貼って頂けます!」と告知していて、正に党の売名行為と金儲け行為です。
現在の公選法では、違反にはなりませんが基本的なモラルは守られるべきです。ましてや、日本の首都である東京都の首長を選ぶ大事な選挙が、当選を目的としない売名行為やお金儲けの為に多額の税金が使われるのであれば世界の笑いものです。都知事選挙など一人の代表者を選ぶ選挙は、党や団体の代表者として立候補し、政治信条や公約を訴えるものです。そして、有権者が正しく判断できる材料を提供しなければなりません。
例えば、56人の政見放送は1回で5時間以上もかかります。それを2回放送するのですから有権者は候補者の政策などを聞いて都知事に相応しい候補者を選ぶのは至難の業です。このように選挙を売名とビジネス目的で利用する政党は指弾されるべきです。
更に、公選法の盲点を突くような行為が許されるものではなく、国は直ぐにでも法律を改正する必要があります。自分の住む街の代表者になることを表明する為に立候補し、自分のビジョンを訴える。それは国民の権利です。有権者は誰を選ぶかが問われています。今回のように、都政とは全く別の目的で選挙を利用するのは民主主義への冒涜です。翼の党の選挙妨害もそうですが、嘆かわしいとしか言いようがありません。常識や礼儀、法律を守ると言った日本人のプライドはどこに行ったのでしょうか?もう一度考え直す時が来ているとつくづく思います。