活動日記
都知事選挙 結果
今回の都知事選挙は、都民が良識ある1票を投じてくれると期待していましたが、残念な結果に終わりました。昨日は夜8時に投票が終わると同時にNHKでは「小池氏当選確実」と報道されて驚きました。個人的には石丸氏当選の期待をしていただけに、とても残念な思いです。
都民は、公約の実行をしない、議会では答弁拒否の連続、学歴詐称や嘘を平気でつくなどの現職の小池氏、また政治評論家の多くが小池氏の都政運営について批判が多いのにもかかわらずどうして〝三選”を許したのでしょうか?
その要因の一つは、東京都は日本一豊かな自治体で都民に“危機感”がない事ではないでしょうか? 例えば、1人当たりの都民所得は、47都道府県のうち東京が常に最も高いのです。富裕層の影響もあり、東京都民所得は約530万円、最下位の沖縄は約220万円と、その差は実に300万円を超えています。この豊かさが都民の政治と向き合う姿勢の違い出ているのではないでしょうか?
更に、都民には沖縄の基地問題のような住民の生活に直結するような重要課題がありません。自分の生活に直接影響がなければ、都知事は現在の小池知事で良い!という安易な考えで投票する都民が多いのでしょう。正に、都民の危機感の欠如だと思います。
ところで、公約の保育料無償化の「第2子以降」から「第1子以降」への拡大などは、予算規模の違う埼玉県や神奈川県などでは実施が難しいので、他県との格差が広がる恐れもあります。予算規模が約8兆円という小規模の国家並みの東京都は、保育士や介護士の給与もアップできるために地方との格差がさらに広がる恐れがあります。そういう事から、東京都知事は日本全体を見ながら都政運営ができる人物になって欲しいと思っていました。
しかし、結果は冷静に受け止めて、小池都知事の都政運営を注視して、引き続き情報発信をしていきます。