活動日記
重症者が増加!
8月14日(金)の県内の新規感染者数は、昨日と同じ56人でした。最近、県内の病院や介護施設でクラスター発生し感染者が急激に増えている事が心配です。いったん病院で感染が広がれば、一般の患者さんの診療が制限されます。また、介護施設で感染が広がれば、高齢者や基礎疾患を持った人の感染=重症者の増加に繋がります。更に、通所サービスが出来なくなると介護する家庭の負担が大きくなります。 ところで、昨日は小児医療センターの30歳代の研修医の感染が確認されました。8月7日に妻の感染が確認され、それ以降自宅待機をして病院には出勤していませんので、患者との接触はないとの事です。本人は10日に発熱などの症状が出た為にPCR検査をして14日に感染が判明しました。小児医療センターは様々な症状のお子さんが治療していることもあり、院内での感染拡大を未然に防ぐために、研修医が最後に勤務した8月6日に接触した患者や医療従事者のPCR検査を実施します。院内感染が起きない事を祈ります!
さて、最近は“重症者の増加”が顕著です。埼玉県内の重症者は8月1日では2人でしたが、昨日現在10人まで増えています。そして、全国的に増加傾向にあり更に増加する心配があります。今回の感染拡大の特徴は、当初若者に感染が広がり逐次中高年者に拡大して行きました。そして、高齢者の感染が重症者の増加につながっていると予想され、医療体制の逼迫度が益々大きくなります。7月に政府がGoToトラベルを強行した際、政府は“重症者が少ないので医療体制は余裕がある”というような説明していました。しかし、感染症の専門家の岡田晴恵教授(医学博士)は、“人がウイルスを運ぶDoToトラベルは延期すべきで、若者から高齢者に感染が拡大し重症者が増えてくる”と警鐘を鳴らすしていましたが、現実なりつつあります。政府は今からでもGoToトラベルの見直しを行うべきで、国民の“命”を守るのが政治の役目です。