活動日記

2024/05/15

高齢者の孤独死

誰にも気付かれることなく1人で亡くなる「孤独死」が増えているという深刻な問題。特に、高齢者の孤独死には、個人の問題ではなく現在の社会が抱えるさまざまな問題が起因しています。

国土交通省の調査では、2018年時点で65歳以上の年間の孤独死の数は3,867人だったものが、6年後の2023年は約68,000人と18倍も増えています。その高齢者の孤独死を招く要因の一つが「非婚者の増加」です。今後の超高齢社会を考えれば“孤独死”の増加は避けられない事で、これは行政だけでなく地域での対策が必要です。

現在は、自治体で民生委員が高齢者宅を訪問するなどの高齢者支援サービスを行ったり、民間による水道・ガスなどの計測をする際に見守る訪問サービスなどが行われています。しかし、それだけでは足りません。お隣に回覧板を待って行ったり、地域の行事に思い切って参加してみたり、挨拶を交わすなど、近所との良い関係を保っておくことが重要です。昔から「向こう3軒、両隣」と言われていますが、一人きりで亡くなっても、誰からも気にされないのは悲しすぎます。

これからは、孤独死を少しでもなくすことが出来るよう、地域のコミュニテイ作りにも力を入れていきます。

*「孤独死」は、主に1人暮らしの人が誰にも気付かれることなく1人で亡くなり、長期間それに気付かれない状態を指します。似た言葉の「孤立死」は、普段から周囲との交流がなく、社会や地域から孤立した状態での「死」を言います。

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