活動日記

2025/02/18

「台湾独立支持せず」の行方

米国務省が、“台湾独立を支持しない”とするウェブサイト上の記述を削除したとの報道に、トランプ氏が今後中国の抗議に対して貫き通せるかどうか?

というのも、バイデン政権誕生時にも米国国務省が台湾に関するファクトシートで、「われわれは台湾独立を支持しない」との記述を削除したところ、中国の猛抗議を受けてこの記述を復活させた経緯があります。

今回トランプ氏は、ファクトシートにある“台湾独立に関する記述”を削除したほか、米国国防総省の技術・半導体開発プロジェクトへの台湾の協力に関する件を追加しました。これに対し、台湾は当然歓迎し、中国は猛反発しています。

台湾を一つの中国と主張する中国外務省は「米国が台湾問題に関する立場が深刻に後退した」、「米国は直ちに誤りを正すべき」との抗議のコメントを発表しました。

ここで注目すべきは、トランプ政権の国務長官が対中国強硬派で有名なマルコ・ルビオ氏ですから、マルコ国務長官がどのよう対応をするか関心を持って見ていきたいと思います。いずれにしても、台湾そして台湾海峡の安全確保は、日本にも重要な問題です。それは、シーレーンの安全確保と尖閣諸島の中国からの脅威の排除という、“日本の国益を守る”観点からも最重要な課題でもあります。

今回のファクトシートからの削除は、日本にとっても歓迎すべきことだと思っています。今後、米国の削除に対する日本政府の姿勢が、日中関係に大きな影響を及ぼすと思いますが、石破政権は是非とも強い意思を持ってこの「削除」を支持して、それを日本政府として表明して欲しいと願っています。

*ファクトシート:危険の原因・危険物・障害物など国際機関や国内外のリスク評価機関が公表した評価結果で、最新の研究成果 及びリスク管理措置等の情報を収集・整理した「科学的知見に基づく概要書」のことです。例えば、日本では、米海軍の原子力軍艦の安全性について、在日米海軍基地の地元 を中心とする日本国民の理解を得る努力の一環として米政府が作成し、日本政府との間で手渡され公表された説明文書があります。

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