活動日記

2020/07/26

エピセンター

7月25日の埼玉県内の新規感染者数は35名で、総数は2,035名となりました。また、地元白岡市内の20才代の男性の感染が判明しましたが、自営業の方でご家族2名の方の感染が心配されます。  これで、市内の感染者は11名となり少しづつ増えている事が心配されます。ところで、最近テレビなどで“クラスター(集団感染)”の他に“エピセンター”という言葉が使われるようになりました。エピセンターとは、「震源地あるいは感染集積地」という意味で、東京大学名誉教授の児玉龍彦先生が国会で「PCR検査を更に拡大をしてエピセンターをつぶして行かなければ8月には感染が更に拡大し目を覆う状態になる」と警鐘を鳴らした事で、この言葉が使われるようになりました。児玉先生は以前から日本のPCR検査数が世界各国に比べて少ない、検査数を増やすべきと提言していた事でも良く知らています。 今回は、国会で「クラスターを発生する土台がエピセンターで、ここをつぶして行かないと感染の増加が止められない。特に、東京都の新宿や埼玉県、大阪府の大都市圏を重点に検査を行うべきです。エピセンター化している地域の住人や就労者を網羅的に感染者隔離・追跡をする事が大事だ」と提言しています。また、海外では、エピセンター対策として大規模なPCR検査を行っているとも言っています。

児玉先生は、専門家会議のメンバーではありませんが、いつでもどこでも堂々と正論を述べられています。政府はどうしてこのような先生のアドバイスを受け入れようとしないのか不思議で仕方ありません。また、今回のGoToキャンペーンにおいても専門家会議のメンバーは反対していませんが、それ以外の多くの感染症の専門家は反対しています。政府に反対の意見を述べる人は会議のメンバーになれないのですね。政府の御用聞きのような専門家会議の存在意義に疑問を感じます。

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