活動日記
カスハラ現象
最近、テレビでもよく取り上げられている、カスハラですが、特にタクシーの乗務員やホテルの受付業務、スーパーマーケットなどでの“カスハラ”は深刻です。
全体的に、客側のモラルの低さに驚くばかりです。ホテルでも無理難題を強要され、土下座させられたり罵倒される例も多いのが現実です。
「カスハラ」とは、カスタマーハラスメントの略で、客側からの嫌がらせを言います。顧客や得意先などから受ける悪質なクレームや迷惑行為で、最近は接客業・サービス業だけでなく多くの業種で発生しています。テレビを見て感じるのは、このような悪質なカスハラを放置すると、売上や利益の減少で企業経営に悪影響を及ぼすばかりか、従業員の精神的な負担が増加して辞めてしまう従業員が多くなります。
しかし、テレビ報道のタクシー運転手が客に足蹴りをされたり、大きな声で罵倒されたりという行為は“傷害罪”です。また、ホテル従業員が客に土下座をさせらていましたが、“強要罪”で明らかな犯罪行為です。
悪質な“カスハラ”に対しては毅然とした態度で拒否をするなどの厳正な対処が必要です。そうする事で、その会社の信用にもつながり、従業員の皆さんが安心して働ける職場にもなります。既に、会社などではカスハラに対応する教育を行っていますが、客に対しても“カスハラには厳正に対処する”旨の告知も必要です。
いまでも、日本のサービス・接客は世界のトップレベルと言われ、それは間違いないと思っています。しかし、それはお客様側もモラルがしっかりしていたから成り立っていたのです。日本人の礼儀正しさが失われつつある現在、カスハラ対応は社員を暴力や犯罪から守ることは当然ですが、真っ当なお客さんを守ることにもつながります。カスハラや犯罪行為に対しては、社会全体でなくす努力も必要です。それが、安全で安心して暮らせる社会づくりに繋がります。
今後は、カスハラは大きな社会問題に発展する恐れがありますので、注視しながら情報の提供をしていきます。
*強要罪(刑法第223条)とは、生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害する犯罪行為です。罰せられると3年以下の懲役です。

