活動日記

2020/07/29

クラスター対策チーム(COVMAT)

7月28日の県内の新規感染者は55名で、これまでの感染者総数は2,146名にもなりました。現在の患者数は457名、退院・療養終了者1,617名ですが、自宅療養者と入院調整者が110名(昨日比+36名)もいる事が心配です。早く家族と隔離しないと家庭内感染が増えてしまいます。また、軽症と言っても、直ぐに重症化する例や陰性になっても倦怠感や息切れなどの後遺症が残る場合がありますので注意が必要です。      さて、一昨日川口市内の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生しましたが、昨日は地元白岡市内の障がい者支援施設「太陽の里」でクラスターが発生しました。25日に50歳代の入居者女性の感染が判明し、その後のPCR検査で新たに8名の感染者が判明しました。26日に県のクラスター対策チーム(COVMAT)が施設の派遣され、施設入所者や職員133名の検査を行ったり、施設の消毒そしてエピセンター(クラスターの土台となるもの)を確認する作業を行いました。今後は、家族のPCR検査を行っていますので陽性者が増える事が予想されます。

ところで、このCOVMATは6月定例県議会で設置が決められたもので全国で初めての対策です。専門家チームがクラスターの発生した施設に派遣され感染経路などの調査や検査を行い、クラスターの元となったエピセンターの解明などを行いその後の感染拡大を防ぐことが期待されています。感染拡大を防ぐには有効な対策です。更に、大野知事が27日に「クラスターが発生した場合に検査対象を広げる」と発表しました。これまで、濃厚接触者のPCR検査を行っていましたが、これからは例えば医療機関や高齢者施設であれば職員や入院患者や入所者全員、学校・保育所などでは同じクラスやクラブに所属する職員や児童生徒まで広がります。国が検査対象を大幅に増やさない現状ですが、埼玉県では独自の検査体制の拡充をしていきます。ところで、昨日感染症に詳しい医師との話の中で「ウイルスの種類が多くなり有効なワクチンは当分の間期待できない。PCR検査の拡充そして陽性者の隔離をしていく以外に現在有効な対策は無い!」との言葉が強烈で今でも頭に残っています。

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