活動日記

2021/08/17

ショートステイから帰宅

お盆期間中ショートステイで施設にお世話になっていた義母(96歳)が帰宅しました。私が「お帰りなさい」と声をかけると、笑顔で「ただいま」としっかりした声で答えてくれました。この笑顔は、”家に帰れて良かった“との心からの笑顔だと感じました。今回もショートステイで施設の多くの皆さんにお世話になりました。

ところで、昨日テレビを見て「菅首相、緊急事態宣言延長と追加」の報道に驚きました。菅首相は、五輪後の感染拡大にも「五輪と感染拡大は関係ない」あるいは「酸素ステーションの開設」や「抗体カクテル療法を進める」などその場での思い付きのような発言が続きましたが、国民への感染拡大防止の強いメッセージは聞けませんでした。今回の突然の「延長宣言」で驚いた国民が多いと思いますが、それよりも国民の「また延長か!」との諦めや失望感が心配です。これから、パラリンピックがおこなわれるわけですが、国民に更に自粛を求めるだけでは言う事を聞かなくなります。菅首相は、直ちに国会を開催して感染防止対策を国民に見えるように議論をして具体的な対策を表明すべきです。

さて、8月16日(月)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は1,301人と1ヶ月前の7月15日:328人に比べると約4倍の増え方です。また、重症者も5倍強(24人→124人)と増えていますが、死者数は1.01倍(850人→861人)に抑えられています。高齢者に対する2度のワクチン接種の効果が出ている事は分かります。一方、自宅療養者においては、実に32倍(471人→14,881人)も増えていて、入院患者数が約2.3倍(503人→1,169人)の増え方の差を見ると如何に病院が受け入れが出来ないか、医療現場の逼迫度が分かります。

ところで今大事なのは新規感染者数を減らす事でお互いが緊張感をもって①不要不急の外出自粛②マスク着用③手の消毒④密を避ける事⑤こまめに換気を行うを徹底する事に努めていきましょう!

*重症度区分:・重症:集中治療室に入室、あるいは人工呼吸器やECMOなどの機会サポートが必要。 ・中等症Ⅱ:酸素を吸わなくてはいけないような肺炎がある。 ・中等症Ⅰ:酸素を吸わなくても良いが、呼吸困難を伴う困難がある。 ・軽症:咳以外の症状がほとんどなく、肺炎もない。

*抗体カクテル療法:人工的に作った2種類の抗体を点滴で投与する治療薬です。発病後7日以内に投与する必要があります。治験で入院・死亡リスクが70%減少したとの報告があります。

*ラムダ株:最初に南米のペルーで感染が発見され南米で感染が広がっています。現在日本国内で感染が広がっているデルタ株に比べて感染力や重症度などが高いかどうか、まだ詳しい事は分かっていません(一説にはワクチンの効果が弱まるとの説があります)。

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