活動日記

2024/07/01

スマホの技術革新

埼玉県は、子供たちをネットの有害情報から守る取り組み「ネットアドバイザー制度」があります。私は、そのネットアドバイザー制度を提案し制度化した立場から、現在でも青少年をネットの有害情報から守る為にネットアドバイザーの立場で活動しています。

先日、埼玉県の「第一回スキルアップ研修会」が知事公舎で行われ、文教大学教授大西久雄氏の基調講演があり、今後のネットの技術革新で社会においてどのような影響がでるか、という事について学びました。

ところで、この埼玉県ネットアドバイザー制度は、15年前に県議として当時の上田清司知事に議会で提案しています。そうしたところ、知事は青少年を守る為にはこの制度が必要と決断してくれ、制度が創設された経緯があります。そして、県がネットに関する知識がある人たちを養成し、県内の小中学校の児童生徒そして保護者に対して「ネットの正しい活用の仕方」や、「有害情報による犯罪などの実態」などの講座を行っています。

今回の講座では早稲田大学の入試試験で受験性が眼鏡から試験問題を外部に送り、回答を入手するという事件を取り上げてグループ協議も行いました。このような技術革新による犯罪が増える事が一番恐れる事です。特に「生成AI」による詐欺や他人への誹謗中傷などの犯罪が現に起きていますので、新たな技術が正しく使われるようにすることはもちろんですが、“不正・犯罪”という事を見抜く力も必要です。

そのような事から、県の実施している「ネットアドバイザー制度」は子供たちが、自ら被害を食い止める力を養う為に大変有効な制度です。今後も、教育関係者もこの制度を活用して青少年がネット犯罪に巻き込まれないようにこの制度の普及に努力していきます。

*生成AI(人工知能):文字などの入力をすると新たな文章、音声、画像、音楽などを作成する人工知能の事を言います。また、様々な情報を組み合わせてメールの文案、論文や歌詞なども作る事ができる画期的な技術です。

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