ＷＨＯ（世界保健機関）が新型コロナウイルスの起源調査の為に国際調査団を中国に派遣しようとしたところ、中国が”入国を拒否“しています。これに対し、テドロス事務局長は、中国に”大変失望した！“との声明を発表しました。テドロス事務局長は、これまで新型コロナウイルスへの対応などについて、再三中国を称賛してきましたが、中国を公に批判するのは今回が初めてだと思います。中国側は、拒否の理由を「中国国内でも散発的に感染拡大が起きている為に対応が困難」と述べています。中国は、これまで感染を完全に封じ込め新型コロナに勝利した！と国際社会に発信していました。ここにきて、国際調査団の入国を拒否する理由が理解できません。テドロス事務局長も、これまでは中国を擁護していましたが、今回の中国の対応には不満を持っている様です。中国がこのまま調査団の入国を拒否続けるのか注目されます。

さて、１月６日（水）の新型コロナ感染症報告：①埼玉県の新規感染者数は過去最多の３９４人（５日：３６５人）　②重症者６３人（昨日：７０人）③自宅療養者数２２２６人（昨日：２００８人）　④入院患者の病床使用率６５．２％：入院者数８２６人（昨日：６５．２％）　⑤重症者病床使用率５８．３％（昨日：６４．８％）　⑥死者４人（合計２２９人）です。更に、陽性率は８．５％と相変わらず高い数字のままです。また、東京都では１５９１人、神奈川県でも５９１人、千葉県では３１１人と首都圏で感染拡大に歯止めがかからない状況です。

今日午後に政府が１都３県に対し”緊急事態宣言“を発令します。期間は１月８日から２月７日までの予定で、飲食店には夜８時までの時短の要請も行われます。そして、その補償について、埼玉県だけで600億円近い予算となる為に、午後から埼玉県議会の臨時議会が開かれます。今晩１２時までには”採決（承認）“できる予定で準備を進めています。この宣言を出す事で、我々の危機意識を更に強めて、皆さんと一緒に感染拡大を食い止めたいと思います。