活動日記
信用失墜
神奈川県警の第2交通機動隊(2交機)で、スピード違反などをめぐり不適正な取り締まりが繰り返されていた疑いがあるとの報道。県警が調査した結果、適正な取り締まりだと確認できなかった交通違反数が約2700件、納付済みの反則金約3500万円と言われています。
更に、不正な取り締まりの中で捜査書類も虚偽の内容があるとの事で、驚いています。
その不正の内容は、速度超過や車間距離不保持の取り締まりで、パトカーで追いかけて違反を確認した距離について、交通反則告知書(反則切符=青切符)に実際より長く記入し、虚偽の事実を記載したとの事です。また、現場で実況見分を行わずに、ネットの地図を流用するなどして虚偽の実況見分調書を作った疑いもあるというのですから、手抜き行為で警察の信用を失墜する不正です。
そもそも警察官を志望する動機は、地域の安全を守ること。犯罪をなくすこと。交通安全等、市民が安心して生活できる頼るべき砦の一員になろうとする気持ちです。
神奈川県警は、今後専従チームを立ち上げて、違反の取り消しや反則金の還付を行うとの事ですが、自分の違反も不正取り締まりではないかとの問い合わせも相当数あるのではないかと予想します。
警察官は公務員として、自身作成する文書を適正に作成すべき義務があります。これに違反した場合、虚偽公文書作成罪(刑法156条)に該当し最高で10年の拘禁刑によって罰せられます。また、交通違反はその後の手続状況により刑事事件に進むこともありますので、証拠偽造罪(同104条)にも該当します。更には、虚偽事実を述べて反則金を納付させた点は詐欺罪(同246条)にも該当する可能性もあります。
この際、関係者を厳正に処罰することは当然ですが、神奈川県警に限らず警察全体で再発防止の具体策、そしてチエック体制を作る事が急務です。

