活動日記

2024/06/25

自民党の内輪もめ

通常国会が閉会した後から、自民党内で「岸田首相降ろし」の動きが活発化しています。その中に、菅義偉元首相がいる事に驚きと同時に無責任さを感じました。

ここまで自民党に対する不信感を持たせたのは、裏金問題解決に向けた不誠実な対応や政治倫理審査会での自民党閣僚経験者の明らかな嘘の証言の数々です。そして極めつけは政治資金規正法の改正案の国会審議において、問題になっている旧文通費の領収書の添付をしない事、そして政策活動費を10年間非公開にする事など、自民党にはこの裏金問題を解決して「政治と金」の問題に正面から向かい合う姿勢がない事が露呈したからです。

このことについて、自民党の幹部たちが岸田首相だけを公然と批判して責任を追及するのは筋違いでしょう。これまでの経緯を見ても、自民党執行部そして裏金問題に関与した自民党の全議員、そして政治倫理審査会に出席して嘘をついた議員などの責任です。そして、自民党は、このような国民を無視した党の体質自体が批判されている事を認識すべきです。

今の自民党幹部の岸田首相批判や岸田おろしのような“内輪もめ”は、返って自民党への不信感が増すばかりでなく、国民の政治離れが加速するばかりです。多くの国民が“今更自民がなぜ内輪もめをしているのか?”と思っています。

この裏金問題は、物価高に苦しみながらも真面目に納税をしている国民にとっては、今回の自民党議員の一連の行動には、怒りしか覚えません。先ずはこれからの選挙で、有権者が貴重な一票をどのように投じるのかによって国の行く末が決まります。

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