活動日記

2021/11/23

医療的ケア児の勉強会開催

昨日は、一般社団法人たからばこ代表理事の保坂栄美さんによる”医療的ケア児や障がい児、者の自治体防災体制について”の勉強会を行いました。保坂さんは、これまで長年医療時ケア児や障がい児の支援を続けてきました。また、被災地のボランテイア活動を通じて、ケア児や障がい児が被災地の避難所で如何に不自由で危険な避難生活を強いられるのか?という思いから、行政が個別避難計画を作成するだけでなく、福祉避難所の体制整備の必要性を訴えています。また、普段から地域の皆さんの理解と協力が必要です。今回の勉強会を通して、地域の医療ケア児・家族の状況を知ること、更には市・町の個別避難計画の作成や福祉避難所の体制整備の重要性を改めて認識しました。

*医療的ケア児:心身の機能に障害があり、栄養摂取や呼吸、排泄の際に、医療機器やケアの必要な子どもの事で、経管栄養(食事をチューブで意に通す)や気管切開(呼吸の為の器具を喉に通す)を必要とします。全国で約18,000人、埼玉県で約700人のケア児がいます。

11月22日(月)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は3人(21日:7人)と、一桁が続きました。そして、地元白岡市周辺の市町は全てゼロで全国的にも減少し、第五波は収束状態になっていますので引き続きこの状態で今年を乗り切りたいですね。

ところで、ここにきてヨーロッパでは感染が拡大しています。また、東ヨーロッパ(ルーマニアやブルガリアなど)と西ヨーロッパ(イギリスやドイツなど)では死者の数で差が出て、東ヨーロッパが西ヨーロッパに比べて数が多いという状況です。専門家はその要因を”ワクチンの接種率の差“と指摘しています。EUの平均接種率が66%のところ、ルーマニアは28%、ブルガリアは16%にすぎません(イギリス:74.8%、ドイツ:70.0%)。それは、東ヨーロッパの国民が接種をためらい進んでいないとの事です。更にSNS(スマホなど)を情報源とする人の多くが接種をしていない事も分かりました。ソーシャルメデイアにおいてワクチンを不安視する情報や陰謀論が拡散したことが接種が進まない要因の1つのようです。既に2回のワクチンで重症化を抑える効果がある事は発表されています。今後は日本で3回目の接種の際には、国民に対してその効果や副反応など正確な情報を提供する事が大事ですね。

2回のワクチン接種率(対象者全体比) : 日本全体76.2%(22日現在)、埼玉県74.9%(21日現在)、白岡市88.5%(21日現在)、 宮代町85.6%(22日現在)

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