活動日記

2024/06/16

嘘つき内閣とは?

日本維新の会の馬場代表が、「自民党が旧文通費改革をやらないとなると『嘘つき内閣』と言っても過言ではない」との発言に、“維新は今頃なにを言っているのか?”という思いです。

この話は、政治資金改正法の改正案で、維新が求めた政策活動費の領収書を10年後に公開することを自民党が受け入れたことで、両党の合意が行われ衆議院で改正案が可決されました。その際、旧文書費について“使途の公開と残金の国庫返済”についても両党の合意文書が交わされていたのです。維新は、今国会は1月から始まり6月23日まで150日もあったのですから、今議会で審議されると思っていたのでしょう。しかし、自民党が会期末の今になって“今国会では日程的に厳しい”というまで、確認しない維新にも責任があります。

ところで、旧文通費(現在:調査研究広報滞在費)は、国会議員に歳費とは別に毎月100万円が支給され、使途の公開の必要がないことから、“国会議員の第二の財布”とも呼ばれています。以前から、この使途の公開と残金返済をすべきとの声が上がっていました。

維新の会は、大臣ポスト欲しさに自民党にすり寄り“合意文書”に署名したのでしょうが、旧文書費の審議が行われないからといって、“嘘つき内閣”などというのは“今更何を言っているのか?”

裏金問題においては、自民党の関係した議員が政治倫理審査会において国民を馬鹿にしたような“嘘”を平気でつき、岸田首相もそれを認めていたのはつい最近の事です。維新の会はその時に“嘘つき内閣”と言い、真相を解明するよう求めるべきだったのです。それを、今になって自分たちの申し出が認められないからと言ってそのような事を言っても多くの国民は賛同しないでしょう。

日本維新の会は、もっと国民の目線に合わせて政治を行うべきです。そうでなければ、党に対する信頼もなくなってしまいます。

  • Facebookページへ
  • Twitterへ