活動日記

2022/01/16

子ども達の自殺を防ぐ

日本の子ども(5~19歳)の自殺者数は、国際連合児童基金(ユニセフ)の調査によると先進国38か国の中20位です。一方、コロナ禍で子どもの自殺が増えているのも事実で、小学生の自殺原因の1位は「家族からのしつけ・叱責」、中学生の1位は「学業不振」、高校生は「進路問題」です。現在、埼玉県では、政府が発表した「自殺総合対策大綱」の中にある「SOSの出し方教育」を進めています。私は、昨年の代表質問で「県は、SOSの出し方教育をどのように進めているのか、実態調査をすべき」という質問と提言を教育長にしました。それを受けて県では各学校での実態調査を行い、更に東京大学大学院と、教師に対し、子どものSOSを受け止める事が出来る体制について共同研究を始めました。その成果などを次の定例議会の代表質問で質していこうと思っています。考えてみると、子ども達がSOSを発信する事はとても大事ですが、そのSOSを周りの大人たちがどのように受け止められるかが命を救う鍵になります。私は、子ども達の自殺を減らそうとするには、私たち大人が子ども達をしっかり観て、その変化に気づき、話を聴くこと。そしてこの人には自分の気持ちや悩みがわかってもらえるという信頼関係を築くことが、自殺という最悪の結果を防ぐことに繋がると考えています。子どもが明るく暮らせる埼玉県になるよう、大野知事を始め担当者とも議論を行い、2月定例議会の代表質問で提案できるよう準備しています。

1月15日(土)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は1,173人(14日:955人)と、あっという間に1,000人を超えてしまいました。1月1日は新規感染者が14人でしたがわずか2週間で84倍に感染が拡大しています。また、昨日はオミクロン株が26人確認されていますので、この株の感染力の強さと東京に隣接している事を考えると、埼玉県でも更に感染が拡大すると予想されます。私たちは、引き続きマスク着用、うがい、手洗いなどの消毒などの徹底、そして3密を避けるなどの基本的な感染防止策が必要です。

昨日の大学入試センター試験会場の東京大学の前で、17歳の少年が受験生などを刃物で襲い、3人が被害に会うという事件が起きました。予想もしない事件に受験生や家族の動揺は大きいと思います。会場での安全対策を強化して欲しいと思います。

*オミクロン株:変異株の名前をつける際、24文字あるギリシャ文字で順番に表して15番目の”O(オミクロン)”からとっています。11月30日に国内で初めて発見されてから感染が全国に急速に広がっています。昨日の全国の感染者数が25,000人となっています。政府は、海外からの入国者の14日間の待機期間を10日に短縮する事を決めました。

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