活動日記
コメ価格2000円とは
小泉進次郎農水大臣が「米5㎏を2000円で販売する」と明言した事、期待する国民が多い中、専門家の間では疑問視する声も出ています。
キャノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「備蓄米を5キロ2000円で放出しても、コメ全体の価格には影響はない。本当に値段を下げたいなら減反廃止と輸入関税の削減に取り組まないといけない」といっていて、私も同感です。
小泉氏は、減反政策を廃止してコメの増産を図るべきだと主張しています。その点は、小泉氏の言う通りです。農協は、これまで零細兼業農家を温存し、農機具や肥料を販売して利益を出し、更には預金をさせて、そのお金の運用で発展してきました。
もともと減反・高米価政策は、JA農協・自民党農林族・農水省の強力なトライアングル農政の誤った農業政策の核心部分です。これを打ち破れるかが大きなポイントです。
ところで、石破首相は、一般に出回るコメの価格を安くしろと言っています。しかし、小泉農水大臣は「“備蓄米”を安く消費者に届ける。5㎏2000円で販売する」と言っていて、備蓄米以外のブランド米が安く売れるかという疑問が残ります。 そして、“玄米か精米”かの違いもあります。
備蓄米は五年保存し、その後は飼料として放出されるものです。小泉大臣は最初は、「5キロ2000円で販売する❗️」と力強く言っていましたが、ここになって急に「備蓄米を」と強調しています。これは、国民を欺く手法です。
また、小泉大臣がこの備蓄米を一般競争入札で高く落札した業者に販売するのではなく、随意契約で安く販売すべきだと言って、楽天だけと随意契約できるのかも問題です。
問題は、備蓄米も仕入れた価格の約2倍の価格でJA農協に販売して利益を得ている事、そして中間業者が更に利益を得ている事が、備蓄米も安く販売できない原因です。
石破政権は、国民に人気のある小泉氏を農水大臣に起用し、選挙前のこのタイミングで備蓄米を安く出して、国民が期待感を持つ事で選挙を乗り切ろうとしているのではと思ってしまいます。 「選挙が終わって、備蓄米もなくなったら、また、元通り」というシナリオかどうか、コメの価格だけでなくJA農協との関係もしっかり見ていきたいと思います。

