活動日記

2020/12/04

嵐山郷

埼玉県議会で私が代表を務める会派「無所属県民会議」で、県立”嵐山郷”を視察しました。この施設は知的障がい児(者)・重症心身障がい児(者)が約400人入所する県内最大の施設です。また、入所者は5歳から87歳までの高齢者がいます。そして、平均在所年数は30年と、多くの入所者が長い期間この施設で生活しているのです。一方、職員は医師・歯科医師・薬剤師・看護師や栄養士など約400人の皆さんが働いています。施設は昭和51年に建設されたもので老朽化していますが、園庭などはよく整備され静かな環境で生活している様子が分かりました。谷澤理事長を始め担当職員の説明を聞いた後に現場を視察しましたが、職員の皆さんが入所者が新型コロナに感染しないよう細心の注意を払いながら、一人一人に対し丁寧に接している姿に頭が下がりました。特に、80歳くらいの入所者を見ていると、”その方のご両親は子どもの事を最後まで心配しながら亡くなったのだろう! また、本人はご両親が亡くなった事も知らないのだろう!”などと思いながら悲しい気持ちが湧いてきました。初めて視察する”嵐山郷”の現場の様子は、今後の障がい者福祉に対する施策を考える上で大変勉強になりました。大変有意義な視察でした!

さて、12月3日(木)の県内の新規感染者数は151人と多く、80歳代の男女2人が亡くなりました。お亡くなりになられた80歳の男性は、クラスターの発生している朝霞市内の介護施設に入所していた方でこの施設での死亡者は9人となりました。また、深谷市内の高齢者施設でもクラスターが発生しています。高齢者の感染は”死”に直結する恐れがありますので、感染防止に対する細心の注意が必要です。

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