活動日記

2020/08/06

感染者に責任なし!

8月5日(水)の県内の新規感染者数は64名で、現在の感染者数は559名となり確実に増えています。その内入院者は303名、自宅療養者(入院調整者含む)は昨日に比べ33名も増えて180名となりました。自宅療養者は一刻も早く入院やホテルなどの療養に変えて欲しいと思います。現在県内の受け入れ可能病床数は683床ですが、1,000病床に増やす準備をしています。また昨日は、80歳代の軽症の女性患者が入院中に亡くなりました。 この女性は基礎疾患を持っていて”軽症”と言っても油断できません。ところで、先日白岡市役所職員の陽性が判明し濃厚接触者などのPCR検査を行いましたが、全員の“陰性”が判明しました。とりあえずは一安心です!

さて、最近感染者や医療従事者に対する偏見や誹謗中傷が増えています。これまでも、医療従事者の子どもに対する悪口あるいは幼稚園などへの通園拒否、更には感染者の家の窓ガラスが割られたりという多くの嫌がらせがありました。しかし、最近はネットでの誹謗中傷が多くその内容や数もひどくなり社会問題になっています。  特に、これまで感染者がゼロだった岩手県では、感染した男性の会社がHPで感染を公表したところ「感染した社員をクビにしたのか」といった誹謗中傷の電話やメールが100件以上殺到しサーバーが一時ダウンしたようです。また、直接会社に来て嫌がらせをする人もいて度が過ぎます。このような行為は絶対にやめてほしい!このウイルスは、誰でもどこでも感染するもので、このような事が続けば感染を極端に恐れて検査を控えたり、感染者が濃厚接触者や経路などを正直に言わなくなる恐れがあります。 ある調査によると日本人は相手を思いやる心のせいで「感染は自業自得と思いやすい傾向がある」という結果も出ています。個人を責めるだけでは問題は解決しません。偏見差別と誹謗中傷を防ぐために正しい情報を集める事も必要です。人間関係の悪化・分断の中ではコロナは防げません。相互信頼と協力・協調の社会を築いていきましょう!

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