活動日記

2023/01/07

有機栽培農家が増えない!

令和3年5月に農水省が「みどりの食料システム戦略」を発表しました。そして、昨年の県議会代表質問で「農水省の食料システム戦略に、有機農業の取り組み面積の割合を2050年までに全農地の25%とあるが、現状0.2%からどのようにして目標を達成するのか?」という質問を行いました。これに対し、県では目標達成のためにあらゆる施策を行う旨の回答を頂きました。

しかし、世界の現状を見た場合一番高いイタリアは15.8%、ドイツで9.1%などを考えると、日本の目標値が高すぎると考えています。どうして日本では有機野菜の良さが叫ばれる中、有機栽培農家の数が増えないのでしょうか?

調べてみると、大きく4つの理由があるようです。1つ目は、有機農法にすると、化学的に合成された農薬や肥料の使用が使えないので、栽培に技術力が必要な事。2つ目は、除草剤が使えないので雑草の除去に手間暇がかかってしまう事。3つ目は、有機JAS認証の取得に手間がかかる事。そして4つ目は、日本とヨーロッパの国民の有機栽培への考え方の違いです。日本は、有機栽培野菜は、「体に良い、おいしい」という理由で購入しますが、ヨーロッパでは「環境に良い」という理由で購入され、売上が飛躍的に伸びているそうです。環境問題に対する国民性の違いがはっきり表れていますので、日本でも環境面での有機栽培野菜の良さについて理解を深めてもらう事が大事だと痛感しています。

2月議会の代表質問では、県内の有機栽培農家を増やす方策などについて質問を行う予定です。現在、原油価格や肥料が高騰し農家の皆さんも利益を得るのに苦労されていますので、引き続きしっかりと支援していきます。そして、少しでも有機栽培農家を増えるよう努力します

*1月6日 (金)の埼玉県の感染状況ですが、新規感染者は11,429人(5日:10,707人)と急増しています。また、昨日の検査数は18,108人(昨日:17,967人)ですので感染率が高まっています。今後、さらに増える可能性がありますので、うがいや手洗いなど基本的な感染防止対策を取って欲しいと思います。

*1月7日(土)発表の新規感染者数:白岡市23人、宮代町14人、蓮田市29人、久喜市83人。

※YouTube 岡しげおチャンネル配信中!「新春のご挨拶」が新たに加わりました。まだご覧頂いていない方はぜひご覧下さい。(Yahoo:岡しげおチャンネル)

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