活動日記

2020/10/06

東京オリンピックは?

昨日、埼玉県議会では「東京オリンピック・パラリンピック議員連盟」に対して、担当課から現在の国と県の動きの説明が行われました。国(組織委員会)は、来年に延期されている大会を「簡素化する」、「コロナ対策を徹底する」事、そして開催を前提に選手などの入国時の検査や選手の移送等などの検討をしています。埼玉県も国の方針に従って、感染症対策と暑さ対策のテストを行ったり、簡素化の中で聖火リレーをどのように行うかなど準備を進めている事の説明が行われました。県内のアスリートたちは来年のオリンピック・パラリンピックに向けて一生懸命練習に励んでいますので激励したいですね! 一方、延期されて大会の開催の可否については、今年中にIOCが判断しますが、全ては現在世界中(特に欧州)で感染が再び拡大している新型コロナウイルス感染症の収束状態によります。現在の感染拡大の状態では、世界から選手はもちろん観客が日本に来れません。IOCがどのような判断をするのか?

ところで、昨日菅総理は記者会見で日本学術会議の会員候補の6人を任命拒否したことについて、記者会見を行いました。菅首相は「学術会議には毎年約10億円の予算が使われているし、会員は公務員である。任命責任は首相にあり任命方法については前例踏襲はしない。拒否理由はコメントを控えたい」との趣旨の説明がありました。これに対し、学術会議の岡田正則早稲田大学教授などは「首相の逸脱行為だ」、「学者が委縮し忖度が働くようになる」など首相を批判しました。ところで、安倍首相の時も官僚の人事権を握った為に、官僚の政府に対する忖度が始まり公文書の偽造や国会での虚偽の発言が起こりました。学術会議も政府に従順な科学者だけを任命した場合、科学に対する自由な議論や研究成果などの発表が出来なくなる恐れがあります。そうした場合、日本の科学の研究成果や政府に対する提言などが、世界からどのように評価されるのか極めて大きな影響が出てきます。本件は、国会で国民に分かる様にしっかりと議論して欲しいと思います。

さて、10月5日(月)の県内の新規感染者数は20人で、重症者は1人増えて6人となっています。また、陽性率も2.5%と2%台に戻っています。しかし、安心はできませんので各自感染防止策を行い、注意しながら生活して行きましょう!

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