白岡市は、県内でも有数の梨の特産地です。明治時代から梨栽培が始まり１００年以上の歴史があります。しかし、最近では、梨農家の高齢化が進み梨農家が当時の約半分になるという状態で、後継者不足が深刻な問題です。そこで、この地域を担当するJA南彩では、梨農家の後継者や、梨に関心のある人に栽培技術を一から伝授する「新規梨栽培塾」の活動が行われています。この塾は1３年目を迎えてこれまで300人あまりが受講し、梨産地の維持に一役買っています。

　ところで、昨年はこの時期に突然雹（ひょう）が降って成長中の梨を直撃し、これから！という時に大半の梨が傷ついてしまい、防雹ネットを張っていなかった梨農家に大きな被害が出てしまいました。そこで、被害状況を調査して大野知事に直接「特別災害指定」のお願いをして直ぐに白岡市（梨農家の被害）・宮代町（巨峰農家の被害）その他を指定してもらいました。白岡市の特産品「梨」の生産農家を盛り上げる事は地域の活性化にもつながります。今年は早めに防雹ネットを張り、被害を防いで欲しいと思っています。そして、無事美味しい梨が収穫できることを、白岡の梨ファンとして楽しみにしています。

＊５月６日 （土）の埼玉県の感染状況ですが、新規感染者は２７２人（５日：２４１人）でした。

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