活動日記

2020/10/29

環境と医療の審議

昨日の決算特別委員会は、午前中に環境部、午後は保健医療部の審査が行われました。環境部はエネルギー対策、公害対策、そして河川や森林保全など様々な取り組みを行っていますので、委員会での質疑も幅広く活発でした。私は、太陽光パネルのリサイクルに関する質問を行いました。今後太陽光パネルの産業廃棄物の処理が大きな社会問題になる事が予想されますので、私はこれまで議会でこの処理技術を早く開発しておく必要があると提案し、現在は環境科学国際センター(加須市)で実機を使って試験が行われています。太陽光パネルは大きくはガラス部分と本体部分に処理されますが、外国製にはカドミウム(有害物資)が多く含まれていますのでその除去技術が重要です。また、太陽光パネルの寿命は約30年問ですから2040年頃に大量の廃棄物が出されますが、もし災害時に破損したものが大量に出た場合は処理ができなくなる恐れがあります。そこで、早く処理方法を確立する必要があります。午後の保健医療部の審議では、医師や看護師不足の対策や医薬品の安全性の確保等などの質問が集中しました。私は、薬局(薬剤師)の果たす役割が大きくなっている為にその点を質問しようとしましたが、同じ会派の江原久美子議員と内容が重なったために、質問を譲りました。現在県では、薬局が医療機関と連携を強化して、身近で相談しやすい「かかりつけ薬剤師・薬局」を増やす事に力を入れています。また、認知症対応薬局も数を増やしていて、薬剤師に対し「薬剤師認知症対応力向上講習会」を開催しています。高齢化が進む中、薬局は地域の保健室としての重要な役割を果たす事になって来ています。先日は、友人のふじい栄一郎と一緒に地元の薬局を訪問して薬剤師から様々なお話を伺い、薬局の重要性を改めて認識しました。

さて、10月28日(水)の県内の新規感染者数は44人で、陽性率は2.0%です。昨日は、さいたま市議会の70歳代の男性議員の感染が判明して濃厚接触者がPCR検査を受けて結果待ちです。議員の感染者が増えない事を祈ります。ところで、イタリア(ミラノ)では感染が急速に拡大し、政府の「新型コロナウイルス感染防止規制」に反発した数千人の市民が警察と衝突する事件が起きています。イタリアでは、第一波(3月~4月)で感染が拡大した際に、最も厳しいロックダウン(都市封鎖)を行いましたが、今回は国民の不満が爆発したのですね!

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