活動日記

2021/11/29

社会福祉審議会

埼玉県の社会福祉審議会がさいたま市内で開催されました。これは、県の社会福祉行政の重要な施策について、有識者から意見を聞く重要な会議です。この、有識者とは県立大学の教授を始め福祉関連の団体代表者などで構成されています。今回のテーマの一つは「ヤングケアラーの支援策について」でした。現在、親や祖父母、兄弟の介護をする若者、特に中学・高校生が多く、学業や進学に影響が出ています。中には、経済的な負担が大きく、アルバイトをして介護費を稼ぐ子供もいます。そういう子どもは学校を休む事が多くなり、学業面で大きな問題になっています。私は意見として「ヤングケアラーに対する周りの児童・生徒や教職員の理解が必要で、相談窓口のスクールソーシャルワーカーの支援も必要である」との意見を出し、福祉部と教育局の密なる連携の必要性を提案しました。また、ヤングケアラーということ自体十分知られていませんので、さらなる啓発活動も必要ある事を改めて感じました。今後も、地域のヤングケアラーのサポートも行っていきます。

*ヤングケアラー:本来大人がするような家事や家族の世話などのケアを日常的に行っている18歳未満の若者をいいます。県内では25人に1人の割合の生徒がヤングケアラーで、回答者の75%が高校生です。県では「ケアラー支援条例」を策定し、県全体で支援していける社会づくりを目指しています。

11月28日(日)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は3人(27日:10人)と、再び一桁となりました。重症者は7人のままで、自宅療養者は4人増えて15人になりました。ところで、WHOは南アフリカなどで新たに発見された”変異株”「オミクロン株」が欧州で急拡大しています。イスラエルは海外からの”入国禁止”を発令しました。日本政府も、警戒度が最も高い分類の「警戒される変異株(VOC)」に指定しました。それを受けて政府は、水際対策を強化すると発表しました。しかし、”規制ではなく禁止“にしないとあっという間の感染者が広がる恐れがあります。昨日は、海外から入国をした12人の感染者が、空港などで発見されています。島国の日本は、過去の苦い経験を生かして思い切った措置が必要です。

2回のワクチン接種率(対象者全体比) : 日本全体76.5%(26日現在)、埼玉県76.1%(27日現在)、白岡市88.6%(26日現在)、 宮代町85.7%(25日現在)

*オミクロン株:24文字あるギリシャ文字で15番目の”O”からとっています。日本政府は、南アフリカなど9か国の入国を規制し、入国後10日間政府しての施設で待機する処置をすることにしました。

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