活動日記

2021/09/10

緊急事態宣言の延長

昨日は、政府が埼玉県を含む19の道府県の“緊急事態宣言の延長”を決定しました。しかし、菅首相の記者会見を聞いて落胆しました。ワクチン接種で如何に成果が上がったかの成果が主体で、反省点や改善すべき事項などがほとんど聞けませんでした。そして、最後に「コロナ対策に専念する為に、総裁選には出馬しません」との言葉に耳を疑いました。菅首相が再選の為に一生懸命動いていた事、推薦人が集まらなかった事など国民は忘れていません。昨日の記者会見では、”不出馬の理由“をあえて言う必要のない内容でした。それよりも、新規感染者数が減少していますが、沢山の自宅療養で苦しんでいる人たちへの医療ケアをどうするのか!そして、地方への感染が拡大し地方の医療が逼迫している状況をどのように国は支援するのか!更に、コロナで職を失い生活に困窮している人たちへの支援をどのように行うのか!などの対策が聞けなかったのはとても残念でした。

9月9日(木)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は697人(8日:779人)と、昨日も1,000人を切り減少傾向にあります。しかし、重症者の数は、わずか2人減っただけで134人、死者は4人でした。重症化すると回復までに時間がかかります。現在7,324人もいる自宅療養者を出来る限り少なくして、家庭内感染を防ぐ対策が必要です。やはり、大型の医療療養施設(野戦病院)での集中治療が必要です。県では、酸素ステーションや抗体カクテル療法などを進めていますが、国が県の対策を財政も含めた支援をもっとすべきです。病院の逼迫度の改善が急務です。

地元白岡市の昨日時点での総感染者数は640人(8日:+3人)、宮代町は339人(+1人)でした。また、隣の蓮田市が662人(+5人)、久喜市が1,583人(+3人)、伊奈町461人(0人)という状況でした。重症患者が減少していませんので、まだまだ油断が出来るような状況にはありません。 引き続き緊張感をもって①不要不急の外出自粛②マスク着用③手の消毒④密を避ける事⑤こまめに換気を行う、という基本事項を徹底して生活しましょう

*酸素ステーション:自宅療養中の患者が救急搬送要請をした際、酸素投与を受けられる施設で一時的な対応をする施設です。県内に4か所の施設を準備し、9月1日には上尾市で最初にスタートしました。

*抗体カクテル療法:人工的に作った2種類の抗体を点滴で投与する治療薬です。発病後7日以内に投与する必要があります。治験で入院・死亡リスクが70%減少したとの報告があります。

*デルタ株:インドを中心に感染拡大し、アルファ型(英国型)の約1.5倍の感染力があります。日本でもデルタ型の感染が主流で若者や未就学児に広がっています。ワクチンの効果も弱まる可能性も指摘されています。

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