活動日記

2022/01/14

自殺を何とか食い止めたい(2)

自殺率は国民の幸福度を知ることができる重要な指標ともいわれています。そして、経済的に豊かでなくても、自殺率が低い国は幸福度が高く、逆にどんなに経済力があっても、自殺率が高いのは国民の幸福度が低いといわれています。

そこで、G7(先進7か国首脳会議)で見た場合、人口10万人当たりの自殺者数は、1位が日本で18.5人、次いで2位はフランスの17.7人、3位はアメリカの15.3人、次いでドイツ、カナダ、イギリス、イタリアの順となっています。こう見ると、日本は経済的に豊かでも、国民の幸福度は低いとみられます。2月定例議会の代表質問では、県の自殺対策計画の具体策について質問を行い、毎年県内で自殺者1,000人以上も出ている現状を少しでも食い止めて行こうという提案を行なう予定で準備しています。昨年児童養護施設出身の方との勉強会で、当事者として後輩の相談に乗っている山本昌子さんが、絶望して死にたいという電話に、「とにかく生きて」と言って励ましていると聞きました。SOSを出せる相手が一人でもいれば自殺は防げるのに、と改めてゲートキーパーの必要性を感じます。

1月13日(木)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は886人(12日:547人)と、1週間前の6日(150人)の5.9倍となってしまいました。県の専門家は「オミクロン株がデルタ株から置き換わっている。第五波には見られない感染力の強さで、今後高齢者への広がりと重症化が懸念される」と言っています。。県は、本格的な第六波に備えた準備を行っています。また、2月24日に行われる県立高校の入試については、濃厚接触者でも無症状などの条件を満たせば別室で試験を受ける事が出来るようにしました。私たちは、引き続きマスク着用、うがい、手洗いなどの消毒などの徹底、そして3密を避けるなどの基本的な感染防止策が必要です。

*オミクロン株:変異株の名前をつける際、24文字あるギリシャ文字で順番に表して15番目の”O(オミクロン)”からとっています。11月30日に国内で初めて発見されてから感染が全国に急速に広がっています。政府は、医療従事者の濃厚接触者が毎日の検査で陰性であれば医療に従事する事が出来るように緩和する事を決めました。今後は、一般の人の濃厚接触者も2週間の隔離から短縮する方向で検討中です。

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