活動日記

2023/02/21

自殺対策でゲートキーパーの啓発を!

警察庁が発表した令和4年の自殺者数が全国で21,584人と、2年ぶりに増加したとの報道がありました。新型コロナの感染拡大前までは、10年連続減少し約2万人となっていましたが、その後は増加傾向にあります。埼玉県でも、残念ながら自殺者数は前年よりも125人増の1,229人と増えています。

 自殺の原因の多くが、経済や生活の問題、健康の問題、家庭の問題など様々な社会的要因が複合的に絡み合い深刻化した結果による「追い込まれた末の死」といわれています。そして、自殺を個人の問題としてではなく、社会全体でその対策に取り組むことが求められています。特に、「自殺の多くが防ぐことが出来る社会的な問題」として対策に取り組むことが大事だと考えています。

私は、毎年代表質問で自殺対策を取り上げて、一人でも自殺者を減らす為に“ゲートキーパー(命の番人)”の養成の提言をしてきました。その結果、大野知事を始め担当部が“ゲートキーパー”の必要性を理解してくれて、県のHPに“ゲートキーパーに関する動画やその説明などのコーナーを作り、県民に広く理解されるようになりました。その他、県ではSNSでの相談事業や暮らしとこころの総合相談会などを開催し自殺予防に力を入れています。

自殺の危険を示すサインの中には、食欲がない、眠れないなどから“ため息が多くなる”というサインが出ます。そのようなときに“何か悩んでいる事があるの?良かったら話してみて”と声をかけて話を聞いてあげるだけで、本人の気持ちが和らぐと言われています。

ゲートキーパーは、誰にも相談が出来ずに悩んでいる人に声をかけることによって、様々な相談組織などにつなぐ、とても大事な役割を果たします。そこで、このゲートキーパーを県民に広く知ってもらうために、埼玉県を上げて独自の「ゲートキーパーキャンペーン」などを行い、幅広い層に周知する取り組みが必要ではないかと考えます。今回の代表質問で提言していきます。

*2月20日 (月)の埼玉県の感染状況ですが、新規感染者は241人(19日:581人)と5日続けて1,000人台を下回りました。

*2月21日(火)発表の新規感染者数:白岡市5人、宮代町4人、蓮田市1人、久喜市24人。

※“公式LINE•岡しげお”を始めました。公式LINEアカウント名は、@805vwlev です。

*YouTube 岡しげおチャンネル配信中! 新たに「これからの農業を考える」を配信しました。また、フェイスブックやツイッターにも日々の活動を毎日アップしています。ぜひご覧下さい。(Yahoo:岡しげおチャンネル)(FB、Twitter)

  • Facebookページへ
  • Twitterへ