活動日記

2020/08/28

梨の蜜症その2

昨日は梨(豊水)の「蜜症」の県内の現状と対応策などについて、県農林部(生産振興課)と打ち合わせを行いました。蜜症の原因は、満開後101日~110日の期間(わずか10日間)に22℃以下の低温が続いた事によるもので全県下で発生しています。また、栃木県や茨城県でも発生しており、この症状は「豊水」の特徴でもあるとの事です。対応策としては、熟度が進むと蜜症が進行する為に、農林部は収穫適期よりやや早めに収穫する事を指導しているとの事でした。また、多くを梨カレーの加工材料用に回しているそうです。現在の異常気象を考えると「豊水」から「彩玉」や「秋月」への品種変換も必要です。大変勉強になりましたので梨農家の方々にも話が出来ます!

さて、8月27日(木)の県内の新規感染者数は69人で、現在の感染者数は604人です。昨日は、入院治療中だった70歳代の男性が亡くなり県内の死亡者は87人にもなりました。ご冥福を心からお祈りいたします。また、重症者が1人増えて12人、また自宅療養者(入院調整含む)は49人増えて167人にもなっています。引き続き家庭内感染が心配です。ところで、昨日厚労省が「新型コロナを2類から5類に見直しを検討する」と発表し驚きました。現在新型コロナは「指定感染症」で危険度が2類で入院勧告も出来るという病気が重いものです。しかし、医療機関の負担を少なくするために、軽症や無症状の人は宿泊療養や自宅療養にすると考えているようで病気の軽い5類に指定しようとしています。ところが、無症状の人も他人に感染させますので、自宅療養者が増えれば感染拡大につながる恐れがあります。また、入院費用が自己負担になりますので入院を拒否する人が増えると予想されます。私は、現在の感染状況を考えると、この検討は慎重に進めるべきだと考えます。

<参考>1類:エボラ出血熱、ペスト 2類:結核、SARS 3類:コレラ、腸チフス 4類:黄熱、狂犬病 5類:インフルエンザ、梅毒

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