昨日、事務所の書物の整理をしていたら、長く愛読している人間学を学ぶ月刊誌「致知」の11月号が出てきました。表紙を見たら特集「運鈍根」という文字が目に入り、本を読んでいると様々な分野で成功した人たちは、巡ってきた「運」を確かなものにし「鈍」・「根」によって幸運に転じていったことが良く分かりました。

古来、「運鈍根」は人が成功する為の必須の３条件と言われてきたそうです。まず、「運」は巡り合わせで運に恵まれるか、恵まれないか。誰もあずかり知れないもので、この捉えどころのない「運」に「鈍」と「根」で立ち向かえと教えている、と言うものです。ここでいう「鈍」は、「粘り強い」という意味で、目標に向かって脇目も振らず粘り強くまっしぐらに進む事。そして、「根」は「根気・根性」という意味で、成功するには少々の事では根を上げない「ど根性」が要ると言っています。

そういえば、稲森和夫京セラ名誉会長の人生も、前半は不運の連続でしたが、その不運を「鈍・根」に徹する事で後半の人生を成功に転じた事を思い起こしました。私も、これからの人生をどのように生きていくかについて考える事ができ、充実した一日が過ごせました。

＊フェイスブックやツイッターにも日々の活動を毎日アップしています。ぜひご覧下さい。（FB、Twitter）