５月２５日に起きた長野県中野市の立てこもり事件では、ウオーキング中の女性２人と駆け付けた警察官２人の合計４人が殺害されるという大事件で日本中を戦慄（せんりつ）させました。犯人の青木政憲容疑者（３１）は、引きこもりで他人から悪口を言われていると思い、女性二人をナイフで刺して殺害、駆け付けた警察官を猟銃で殺害するという異常とも言える事件です。亡くなられた４人の方々のご冥福をお祈りいたします。

ところで、青木容疑者は子供の頃は陽気で明るい性格の子供だったそうです。ところが、高校生の頃から対人関係が苦手になり、一人でいる事が多くなり、大学を中退してからは引きこもり状態が続き、他人から「ひとりぼっち」と罵られていると思うようになったとの事です。しかし、どのような事があっても人を傷つけたり殺すような事は絶対に許せません。今回の事件を受けて父親が市議会の議長職を即辞職をしましたが、成人した息子の起こした事件で父親の人生まで狂ってしまいました。中野市にとっても青天の霹靂といった事件です。駆けつけた警察官や、たまたま居合わせて犠牲なられた被害者のご家族の心中を察するといたたまれない気持ちになります。そして、二度とこのような事件が起きない事を祈るのみです。

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