活動日記

2021/11/26

B型肝炎患者代表からの要望

昨日は、全国B型肝炎訴訟東京原告団の鈴木和彦代表(白岡市在住)と支援弁護士3人が会派「無所属県民会議」を訪れ、埼玉県の肝炎対策の課題などを説明してくれました。鈴木さんを始め原告団は、子どもの時に受けた集団予防接種等の際に注射器の連続使用によって感染した人たち(遺族含む)が、国に対して損害賠償を求めています。同時に、各自治体に対して教育現場で子ども達にB型肝炎の正しい知識を教えること。更には県の検査体制を確立して早期発見と早期治療を求めています。現在は、注射器の使いまわしはありませんので注射針からの感染はありませんが、血液などの体液から感染します。母から子へ妊娠中の子宮内や、出生時に産道で感染する「垂直感染」と、性行為や不衛生医療機器を使用(入れ墨やピアス)した際に感染する「水平感染」があります。発症すると、肝炎や肝硬変そして肝臓がんに進行していきます。早い発見と治療が大切で、今回の意見を基に担当部に対して提言などをしていきます。

11月25日(木)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は10人(24日:3人)と、再び二ケタとなりました。重症者は8人のままで、自宅療養者は13人にまで減少しました。更に一般病床使用率は5.7%と横ばいです。また、地元白岡市周辺の市町は全てゼロで全国的にも減少していますが、WHOテドロス事務局長は「ワクチン接種による危機感の欠如は、感染拡大につながる」と警鐘を鳴らしています。海外での感染拡大を見るとマスクなどの基本的な感染防止策は必要です。

2回のワクチン接種率(対象者全体比) : 日本全体76.5%(25日現在)、埼玉県75.4%(24日現在)、白岡市88.6%(24日現在)、 宮代町85.7%(25日現在)

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