活動日記
2025/05/01
2馬力選挙

鳥取県・島根県選挙管理委員会が、「自らの当選を目的として候補者となる」という当たり前の宣誓書を候補者に提出させる事を決めたという報道に、N党代表の立花孝志が行った「2馬力選挙」が悪い影響を与えたかを再認識しました。
「2馬力選挙」とは、当選を目指さず、他の候補者の当選を目的に立候補する行為を指します。公職選挙法では、候補者1人あたりの選挙カーやビラの数などが制限されていますので、「2馬力選挙」をした場合、応援を受ける側が実質、2人分の活動量になるため選挙の公平性が脅かされます。しかし、公選法は、候補者は自分の当選を目指すことを前提としていますので、他候補者を当選させるために立候補する事を想定していません。
ところで、 「2馬力選挙」が注目を浴びたのが、昨年11月の兵庫県知事選挙です。立花氏が候補者でありながら斎藤知事を応援し、街頭では百条委員会の県議会議員の自宅前で脅迫ともいえる街頭演説を繰り返し、自死する県議も出て大きな問題になりました。その後の千葉県知事選挙でも、立花氏が現職の熊谷知事を応援するために立候補し、選挙区でない兵庫県や大阪府で街頭演説をして、千葉県政に関係ない演説を行い問題となりました。
この問題は、国が公職選挙法をす改正べきで、鳥取県や島根県など個別の選挙区で対応する問題ではありません。このような「2馬力選挙」が続けば、国民の選挙への関心も薄れ投票率も下がる恐れがあります。また、子供たちに対する悪い影響も出てきます。国会議員には、子供たちに胸を張って選挙の意義・1票の大切さなどを正しく教える事ができるよう法律を改正して欲しいと思います。
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