活動日記

2021/09/13

ワクチン効果

現在、国内ではワクチン接種が高齢者から若者に移行しています。先日厚労省のアドバイザリーボード資料で「ワクチン接種で高齢者の感染をどのように抑えられたか」という数値が示されました。結果は7月ー8月の2ヶ月で、65歳以上の高齢者の感染者は10万7,767人も抑えられたとの事です。確かに、2回の接種で高齢者の感染や重症化を抑えられているという報告が以前からありましたので、重症化しやすい高齢者を先行して接種して良かったと思います。一方で、9月3日現在ワクチン接種後に亡くなった方は全国で1,155人もいます。8月25日の時点で1,093人でしたので、わずか10日間で62人も接種後に亡くなっているのです。基礎疾患があったりして心配な人はかかりつけ医に相談する事が大事です。因みに、私は同居している義母(96歳)については、医師と相談し2回目の接種を取りやめました。

9月12日(日)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は504人(11日:780人)と昨日も減少しています。重症者の数も2人減少し131人です。また、自宅療養者も807人減少し5,8107人と減少傾向にありますが、家庭内感染が増えていますので”自宅療養”から”宿泊療養”に変えていかなければなりません。さらに、後遺症で苦しんでいる人も多くなっています。現在、県では8医療機関の”コロナ後遺症外来”の設置を準備しています。感染力の強い”デルタ(株)”は、子どもや若者への感染が拡大している他に後遺症も増えていますので油断できません。

*後遺症外来:県では8医療機関に「後遺症外来」を10月に開設する準備をしています。診療科は、呼吸器科:呼吸困難 耳鼻科:味覚・嗅覚障害 皮膚科:抜け毛 精神科:鬱(うつ)症状 の4つの科で対応予定です。

*デルタ株:インドを中心に感染拡大し、アルファ型(英国型)の約1.5倍の感染力があります。日本でもデルタ型の感染が主流で若者や未就学児に広がっています。ワクチンの効果も弱まる可能性も指摘されています。

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