活動日記

2022/01/10

B型肝炎訴訟代表者からの便り

全国B型肝炎訴訟東京原告団の鈴木和彦代表(白岡市在住)から、私たち会派に対するお礼と県内市町村の肝炎検査状況の報告がありました。鈴木さんを始め原告団は、子どもの時に受けた集団予防接種等の際に注射器の連続使用によって感染した人たち(遺族含む)が、国に対して損害賠償を求めています。同時に、各自治体に対して教育現場で子ども達にB型肝炎の正しい知識を教えること、更には県の検査体制を確立して早期発見と早期治療を求めています。現在は、注射器の使いまわしはありませんので注射針からの感染はありませんが、血液などの体液から感染します。母から子へ妊娠中の子宮内や、出生時に産道で感染する「垂直感染」と、性行為や不衛生医療機器を使用(入れ墨やピアス)した際に感染する「水平感染」があります。発症すると、肝炎や肝硬変そして治療が遅れて重症化すると肝臓がんに進行してしまいます。それを防ぐ為には検査による早い発見と治療が大切です。県内市町村の受検率が低調ですので、今後は県を通して受験率の向上に努力して行きます。(写真:昨年訴訟原告団と会派の意見交換会の時)

*肝炎検査受検率(令和元年度、健康増進事業対象のみ) : 県平均 0.6%、 白岡市 0.04%、 宮代町 0.2% また、検査対象は40歳以上が通常ですが、白岡市のみ40歳に限定されています。 

 1月9日(日)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は401人(8日:332人)と毎日急増しています。その内の176人がワクチンを2回接種済みです。11日から新学期が始まりますので、子ども達への感染拡大と学校運営への影響が心配されます。引き続き、感染状況や対策等に関する国や県の情報をいち早く収集し、このコーナーで正しく伝えていきます。

*オミクロン株:変異株の名前をつける際、24文字あるギリシャ文字で順番に表して15番目の”O(オミクロン)”からとっています。11月30日に国内で初めて発見されてから感染が全国に急速に広がっています。政府は、沖縄県、山口県、広島県に1月9日~31日までの間”まん延防止等重点措置”を適用を発令しました。私たちはマスクや手洗い、うがい等の基本的な感染防止対策が引き続き必要です。

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