活動日記
2025/06/05
JAマネー

小泉進次郎農相に苦言を呈して、批判を浴びている野村哲郎元農相にJA関連団体から過去10年間で約7000万円の献金が行われていたとの報道に、“やはりそうだったのか?”という思いです。
江藤前農水大臣の時に、備蓄米を放出したにも関わらず、コメの価格の高騰が止まらなかった原因の一つは、JAと仲介業者だという指摘を何度もしてきました。そして、その後小泉進次郎農水大臣が就任後に、異例のスピードで“古米、古古米の備蓄米”の放出が行なわれて、5㎏2000円という安さで販売されました。しかし、小泉氏が自民党農水部会を通さずに実施した事に、野村氏が苦言を呈した訳ですが、今回JAの野村氏への多額の献金が分かり、JAと自民党農水族議員の長年の癒着がはっきりと分かった訳です。
ましてや、野村氏は鹿児島県JA出身議員ですからJAを擁護し、これまでの癒着を壊す小泉氏を嫌うのは当然です。なぜなら、自民党は農林族議員だけでなく様々な“族議員”がその業界を守る為に政治を行ってきており、国民の為の政治が行われて来なかったのです。
また、JAには農水省の官僚が29人も天下っています。これまでの“減反政策”についても、JAや農水族議員、そして農水省がタッグを組んで行ってきましたが、農業の規模拡大はJAにとって良くないのです。零細農家が多いほど、JAにとっては農機具や肥料などの販売の売り上げが多く収益が上がるのです。
結局は、この癒着構造が日本の農業を衰退させていたのです。
今、小泉農水大臣が、この癒着構造を断ち切る事ができれば評価できます。そして私達が、来る参議院選挙で国民の為の政治を行う政党を選び、“自民党にNO!”を突き付ける事が大事です。
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