活動日記

2024/10/08

アジア版NATO

石破首相が以前から提唱していた「アジア版NATO」について。昨日の代表質問で少しは明らかになると期待していましたが、結局具体的な構想も中身も明らかになりませんでした。私にはとても実現性のない構想だと思えてなりません。

これまで石破首相は、アジアには現在“NATO”のような集団安全保障体制がないため、戦争を抑止する為にはアジア版NATOの創設が必要との持論を展開していました。これは、中国の脅威に対して集団で防衛しようというもので、メンバー国はインド、オーストラリア、米国、英国、韓国などを考えているようです。

しかし、インドはこの石破氏の構想に明確に反対しています。この構想は単なる集団安全保障体制であっても、具体化には無理があります。もしも、このNATO体制が出来たとしても、韓国が北朝鮮に侵攻されたら自衛隊を米軍と共に韓国に派遣して戦闘させる事ができるのか? 現状ではそのような事は出来ません。まず日本は、憲法を改正して自衛隊を“軍隊”とし集団的自衛権の解釈も明記して、防衛予算も大幅に増額する必要があります。現在の日本ではそのようなことができるとは思えません。

確かに、日本を取り巻く安全保障の状況は急速に悪化している事は事実です。石破首相は防衛相経験があり安全保障にも精通していると言われていますので、単なる安全保障体制の概念ではなく、日本の抑止力を含めた防衛力を高める具体的政策を打ち出して欲しいものです。

*NATO(北大西洋条約機構):中東1ヶ国と北米2ヶ国と欧州29ヶ国の計32ヶ国からなる北大西洋両岸にまたがる集団防衛機構を言います。

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