活動日記

2025/04/20

武甲山

先日、久しぶりに秩父に行き、行くたびに武甲山の雄姿に感動しています。以前、ある人から「武甲山は、大昔ハワイ沖にあった」という話しを聞いてそんなことがあるのか!!と、特に興味を持ち、秩父に行くたびにその話を思い出します。

武甲山は石灰石がセメントの材料として活用され、大正6年に日本で初めての“セメント工場”が作られて、渋沢栄一が事業化する事で秩父市は大きく発展してきました。市役所から山を眺めると、山肌がキチンと階段状に削られています。あの山がセメントになり、日本中の道路やダムなどを作っているのかと思うと感慨深いものがあります。

武甲山は、石灰石とサンゴ礁の化石で出来ていて、それは大昔、ハワイ沖にあった火山島だという証拠です。約8000万年かけて海洋プレートの移動によって日本列島につながったと言われています。その移動は1年に8cmずつ太平洋を日本に近寄ってきたとのこと。自然界の動きには驚く事ばかりです。

更に、今から約1700万年前までは、「古秩父湾」という海が広がっていました。即ち、昔の秩父は「海」だったのです。地層からは、チチブホタテやウミユリなどの貝の化石が見つかり、その他歴史を紐解くと興味深いものを発見できるのが秩父市です。これまで秩父市といえば、内陸の山間部で、海とは無縁の場所というイメージでしたが、ハワイから来た武甲山、海だった秩父。この地球には我々の計り知れない歴史があり、動きがあることを思い知りました。宇宙の中で人類が棲息している唯一の星。現代社会は化石燃料や鉱物資源などを使わせて貰っていますが、次の1000年先には何を残してあげられるかを考えてしまいます。1000年後の武甲山と地球はどうなっているのでしょうか。そんなことを考える秩父路でした。


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