活動日記

2025/01/12

闇マグロ

最近、卸売市場での“闇マグロ”の存在が話題を呼んでいます。昨年は“闇バイト”という言葉が流行しました。“闇”という言葉に、現在社会で“悪行”が多いようで不安です。

闇マグロ」とは、産地不明のを言います。今回見つかったのは横浜卸売市場で、通常は「○○県産」と「漁獲証明書」を付ける事が義務付けられています。即ち、漁獲証明書は、そのマグロがどこで捕れて、出荷までの流通過程を明確にするもので、消費者にマグロの安全性を担保するものです。

また、資源保護の観点から「クロマグロ」は各国の漁獲量が決められていて、漁業者は漁獲量を水産庁に報告することが義務付けられています。その報告を怠った場合は漁業法違反に問われます。今回見つかったクロマグロは、漁獲証明書が確認できなかった為、水産庁への報告が行われていない“闇マグロ”なのです。

経済ジャーナリストの樫原弘志氏によると 「この10年ぐらい漁獲制限を日本の漁業者が守ってマグロをとらないように努力をした結果、かなり日本の近海でマグロが増えています。その為に漁獲制限を超えるほど獲れすぎているのが現状です」と解説しています。更に、本来獲れすぎたマグロは海に戻さなくてはいけません。しかし、それを戻さないで、こっそりと陸に上げて別ルートで流通する人がいて、「漁獲証明書」を付けることができない「闇マグロ」として卸売市場に出ているのです。

「闇マグロ」は、漁業資源の保護と市場の信頼性を揺るがす大きな社会問題です。“食の安全”を守るという観点からも、監視・規制を強化する事と違反者の対する厳しい罰則を科して欲しいものです。今後も、この件は情報を発信していきます。

でも、闇と言いますが、釣り上げられたマグロにはなんの罪もありません。乱獲防止のために付けられた呼び名ですが、残念な名前です。

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