活動日記

2024/03/21

マイナス金利解除の影響

日銀がアベノミクスと言われた大規模な金融緩和政策対策のひとつ『マイナス金利』を解除することを決めました。これで、私たちの生活にどう影響するのでしょうか。

先ずメリットは、預金につく金利が上昇する可能性があるということです。現在、普通預金の金利0.001%のところ、0.4%位にまで上がる可能性があります。 一方で、主なデメリットとしては、住宅ローンの変動型金利が引き上げられ、利用している方は毎月の負担が増えていく可能性が考えらます。また、賃貸の家賃は上がる可能性があると言われています。また、これまで今都心部で、億ションが次々と販売されていますが、それは0.3%という変動型の極めて低い金利で多額のお金が借りやすくなり、それにより不動産価格が上がったのです。 しかし、今回マイナス金利が解除されたことで住宅ローン金利が上がり、ローンが組みにくくなれば、マンション価格だけではなく、住宅市場全体が落ち着いてくる可能性があると見られています。

ところで、今回春闘での賃金アップが景気の回復を期待しています。確かに、実質賃金が上がり、消費が増え国内の需給バランスが改善して物価が上昇していくという好循環が望ましいわけです。今後、賃金上昇やマイナス金利解除で、中小企業の経営が良くなり、そして国民の消費が増える事、更には株価が上昇する事など景気が良くなる実感を味わいたいという事を期待したものです。しかし、私たちのように年金だけで暮らしているいわゆる「年金生活者」にとっては上記の話は全く関係なく、むしろ年金が下げられ、物価は上がり苦しい生活を余儀なくされます。益々高齢化の拡大する日本は、難しい局面に立たされています。今回の日銀の「マイナス金利解除」により、子供たちの明るい未来のために日本の景気回復を期待したいですね。

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