活動日記

2021/10/11

地域包括ケア

この休日で、「地域包括ケア(小原道子著)」を読み直しました。それは、日本も超高齢社会になり2025年問題から2040年問題へと、様々な対策を変えていかなくてはなりません。この本には、地域包括支援センターのあり方、薬剤師やケアマネージャーの役割や連携などが記載されています。著者の小原さんは、埼玉県内で白岡市に初めて民間企業が運営する「地域包括支援センター」立ち上げに尽力された方で、薬剤師としても介護現場を数多く経験しています。また、2020年に薬学博士の学位も取得されています。今、この白岡市の地域包括支援センターの活動が注目され海外からも視察団が訪問しています。今回この本をじっくりと読んで、改めて高齢化社会の中で地域で支え合う事の意義を理解する事が出来ました。

*2025年問題:団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、我が国が超高齢化社会になる事を指します。

*2040年問題:団塊ジュニア世代が65歳~70歳になり、65歳以上の高齢者がピークになる2040年以降は、労働人口が減少して労働力不足が深刻になるだけでなく社会保障費が増大することから「2040年問題」と言われています。

10月10日(日)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は28人(9日:37人)で、8日連続で100人を下回りました。一方、重症者は31人のままでが、自宅療養者は25人減少して250人で減少傾向にあります。なお、病床使用率は12.1%(9日:13.6%)、重症者用病床使用率は16.9%(9日:16.9%)、陽性率は1.7%(9日:1.7%)と横ばいです。しかし、県内JRの主要駅では日中の人出が20%前後増加していますので、引き続き油断することなくマスクの着用など基本的な感染対策を行って欲しいと思います。

ところで、政府はGoToトラベルを「GoTo2.0」との新たな名称で、ワクチン接種割引やクーポン券をデジタル化、中小旅館などを利用する事で割引特典などをつけて観光事業のテコ入れをする検討が行われていますが、私はむしろ新型コロナの影響で生活が困窮している人々への支援や、中小零細企業への支援を優先すべきだと思います。富裕層の人たちは既に旅行などにお金を使っています。また、そのような人たちは特典がなくても旅行に行きます。支援の優先順位を変えるべきです。

*2回のワクチン接種率(対象者全体比) : 埼玉県58.2%(10月9日  現在)  白岡市65.5%(10月7日現在)  宮代町78.2%(10月4日 現在)

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