本年度の令和４年度から大野元裕知事は、埼玉県５ヶ年計画を実行し“日本一暮らしやすい埼玉”を目指し様々な施策に取り組んでいます。その中で大事な施策の一つが「危機管理・防災体制の再構築」だと考えています。特に、県では首都圏直下型地震や頻発する台風、豪雨災害への対応のみならず、新型コロナを含めた新興感染症やテロも含めたあらゆる危機に備える事が大事だと考えています。また、災害時の医療体制の整備や被災後の迅速な復旧・復興の為の事前準備に取り組むことも重要です。その為に、県は計画の様々な施策に基づき事業を行なっています。

そのような中、最近の新型コロナの影響で地域ごとの防災訓練が行われていないことが心配されます。また、自主防災組織の組織率が減少している事にも危機感を持っています。そこで、来年度は自主防災組織の組織率を上げる事や防災訓練を再開する事が必要だと思います。“災害は忘れず必ずやってくる”という前提で備える事が重要です。

ところで、大野知事は就任時から“埼玉版FEMA”を作り上げる事を強調しています。これは、平素から危機や災害に対処すべき事項や役割分担を定めたシナリオを作り、訓練を繰り返すことで関係機関との連携を強める事です。この点は県民の安全安心な生活の為にとても大事なことです。２月議会では、この点を私の代表質問に取り上げて大野知事と議論を深めていきたいと思っています。

＊FEMA:米国で設置された危機管理対応の政府機関で連邦緊急事態管理庁です。

＊１月１８日 （水）の埼玉県の感染状況ですが、新規感染者は５，５９９人（１７日：６，１９３人）と減少傾向になれば良いのですが。しかし、死者は連日２５人前後と多くなっていますので油断が出来ない状況にあります。引き続き基本的な感染防止対策のうがいや手洗いなどを行って欲しいと思います。

＊１月１９日（木）発表の新規感染者数：白岡市２９人、宮代町１７人、蓮田市５８人、久喜市１１７人。

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